多汗症episode1~病気と知った日~
前回、前置きで少し触れましたが、
多汗症が病気だと知ったのは「世界仰天ニュース」で紹介されてから。
数年前に、たまたまテレビで見かけました。
その頃はもう社会人で、多汗症であまり悩まなくなっていたのですが、偶然見かけてつい見入ってしまいました。
その放送で驚いたのが観客の反応。
多汗症の諸症状が紹介される度に、
「えーーーーー(・Д・)!!」
と、顔まで見えてきそうな悲鳴に近い反応ばかりで。
貞子でも現れたかっていう感じの。笑
おお、そんな引いたような声出されるのか。
と、こちらがびっくりしてしまいました。
私からしたらどれも日常に近いことだったので、普通の人の感覚だとやっぱり信じられないことなんだなって、少しショックも受けました。
どんな内容だったかというと、
番組で紹介されていたのは、プロのダンサーを目指す20代の外国人女性の話でした。
彼女は自分が多汗症だと知らず、日常的にただただ大量の汗に悩んでいたようで、
例えば、
買い物中、手に持っていたショッピングバッグ(紙製)の持ち手が手汗でふやけて引きちぎれてしまい、中身をぶちまけてしまったり、
ダンスのレッスン場がフローリングで、
裸足で練習していると足汗で床が水浸しになってしまったり、
手汗が床に滴り落ちてしまったり、
周りの人は汗ばんでもいない程度の運動で、彼女は脇汗等でTシャツがびしょ濡れになってしまったり。。。
プロのダンサーになるための実技試験では、裸足でフローリング上で踊る必要があり、
足汗で滑って失敗し、あえなく落選していました。
そして彼女はある番組を見て、自分が「多汗症」という病気だということを偶然知り、
それが手術で治ることも知り、その後手術を受けて治ったそうです。
そして無事、夢を叶えることもできたそうです。
その女性の紹介VTRが終わったあと、
国内の多汗症患者にとったアンケートの内容も少し紹介されていたのですが、
「多汗症で困ることは?」という問いの回答で、
・手汗で滑ってスマホが操作できない。
・手汗で機械(PC、スマホ、ケータイ、ゲーム等)が破損する・ショートする。
・足汗で滑るのでヒールの高い靴は履けない。サンダルは無理。
・電車の切符が湿って改札を通らない。
・色物のTシャツは脇汗等が目立って着れない。
などがあげられていました。
そうそう。ほぼ気持ちが分かる(-_-)
そしてまたそのアンケート結果に対し、番組観客の反応は、
「えーーーーー(・Д・)!!」
そ。。そんな悲鳴あげなくても😵
違う意味でこちらがびっくりした日でした。
前置きでも書きましたが、
私は幼少期から多汗症だという自覚はあったのですが、この番組を見るまでは、それが病気だとは知りませんでした。
「花粉症」や「〇〇恐怖症」みたいな、病気とまで言わないものの類だと思っていました。
それがまさか病気だったなんて!
20数年生きてきたのに今更知った感がありました。笑