ミツロウと精油の手作りハンドクリーム
2018年7月1日作成。
いつのやねん(*´ー`*)
思ったより長文になってまとまらなかったという。。(_ _).。o○
なので今更アップ。
7月早かったな(_ _).。o○
大雨に騒ぎ、人と会う日はお店調べるの丸投げされ、残業する日もあったりなかったり。
言い訳はさておき。
2年程前からアロマを生活に取り入れるようになり、それからはハンドクリームは手作りしています。
作り方は材料さえあればとても簡単。
全部混ぜて溶かして固めるだけです。
作り方だけ見たい方は「きっかけ」すっ飛ばしどうぞm(_ _)m
(「きっかけ」はアロマに出会って活用し出すまでのことを書いています)
目次
■きっかけ
①香りに出会った
大元のきっかけは、長年悩まされてきた睡眠障害です。
朝まで寝れないとか、
寝つきが恐ろしく悪いとか、
子供の頃からの日常なので、どうにかしたいと強く願うのは通り過ぎてしまったんですが、
熟睡できる・安眠できると小耳に挟めば興味を惹かれていました。
代表的なのはラベンダーです。
でも正直言うとお花の香りって強くてあまり好きじゃなく、なかなかラベンダーを試す気にはなれませんでした。
しかし20代半ば頃、
友人から誕生日のプレゼントで”ラベンダーのディフューザー”をもらいました。
色々種類はありますが、私がもらったのは、香りがする液体が入った瓶に木製の細い棒を刺して使うアレです。
⬆︎イメージ
参照URL:WOODCASE リードディフューザー 木製ケース ナチュラルインテリア 生活雑貨の通信販売 | ゼネラルストア オルネ
木が液体を吸い上げて大気中に香りを広げてくれるとかいうやつですね。
それまでそんなシャレたものを知らなかったんですが(女子力低い)、
「そういえばラベンダーは安眠効果があるっていうしなぁ」
と、急に思い出したように香りに(ラベンダーに?)こだわるようになりました。
①精油に出会った
2年ちょっと前の会社での出来事。
相変わらず日々眠気と闘っている中、何やらミントの爽やかな香りが漂ってきました。
ふと顔を上げると、隣席の方が何やら小瓶を傾けて液体をハンカチに垂らしていました。
同じグループで仕事をしている先輩♀です。
興味をそそられ、ソレが何か聞いてみると、
「アロマです。集中力を高めようと思って。。;」と。
その時使っていたのはペパーミントの精油でしたが、
ミントは交感神経を優位にしてくれるので活動的になって仕事に集中できるとのことで、愛用しているようでした。
香りに詳しいのかなと思ったら、その先輩はアロマの資格を持っているとのこと。(講師経験もあるみたいです)
そこでちょっと相談してみました。
Sa「睡眠に困っていて、最近ラベンダーの香りでなんとかしたいと思うようになったんですけど。。」
先輩「だったら専門店で販売している精油がいいですよ。」
先輩曰く、アロマといえど一般的に売っている香りだったら何でも良いという訳ではないらしく、人工的な科学成分が入っていると体にはあまり良くないとのこと。
専門店で取り扱っている※精油(エッセンシャルオイル)は100%天然で、原産地や抽出方法なども明記されていて安心とのことです。
※科学成分が入った香りばかりを取り扱っている専門店もあります
この精油、実は奥が深い。
それまでは、
「アロマなんて香り好きな人のための娯楽品」
くらいに思っていましたが、
それぞれの精油には効能・効果があり、その成分や香りを皮膚で吸収したり鼻から吸ったりして体に取り入れることができるんです。
実は「メディカルアロマ」 というものがあるほどで、医学論文でいろんなことが実証されており、認知症などの改善・予防にも使用されているほど効果があるんだとか。
アロマで認知症を改善することについて以前、”たけしの「みんなの家庭の医学」”で紹介されたこともあるそうです。(アロマに関心を持っていないときだったので知りませんでした)
アロマはただ単に香りを楽しむだけのものではなく、その効果は医学的根拠があると知って以来、
「だったらただの香りじゃなくて精油を日常的に活用して、色んな体調不良に役立てたい!」
と思ったのでした。
(その後、先輩に付き合っていただき、超音波式のディフューザーも買いました。)
アロマを活用するまでのきっかけは以上です。
読んでくださった方ありがとうございますm(__)m
次は本題、ハンドクリーム作りです。
⬇︎
■ハンドクリーム作り
作り方や材料は色々ありますが、今回は私が普段作っているものをご紹介します。
用意する道具
・保存容器(遮光性)
・耐熱容器
ビーカーなど。湯煎する時に使用
・計量カップ
オイル計量時に使用。ml単位でわかるものが◎
・鍋(湯煎用)
・スプーンやスパチュラ
シアバターやミツロウの計量時に使用
・計り
・耐熱性ガラス棒
材料を混ぜる時に便利
・布巾やペーパーなど
耐熱容器を持つ時にあった方が便利
・ネームシール
作成日や材料を書いて保存容器に貼る用
材料
※22ml容器に入る分(ちょっとはみ出るかな;)
①ミツロウ:2.0g
②シアバター: 4.0g
③ベースオイル(好みのものを)
・アーモンドオイル:8ml
・セサミオイル:6ml
・カレンデュラオイル:1ml
④精油(好みで。希釈濃度1%以下)
・ラベンダー:1滴
・ペパーミント:1滴
・オレンジ:1滴
⬆︎私がちょうどいいと思うレシピで、しっとり系です。
シアバターは保湿に優れているのでいつも入れますが、ミツロウとオイルだけで作ったり、他の保湿成分(ココアバターなど)を入れる方もいます。精油なしでもできますが、精油の効果を肌に取り入れたいので入れます。
⬇︎各材料のパッケージの画像です。
①ミツロウ_精製(未精製はもっと黄色というかカラシ色です)
②シアバター(白くて少しつぶつぶ感のあるバターです)
③ベースオイル(カッコ内はブランド名です。セサミだけ開封日シール貼ってますね;)
④精油(カッコ内はブランド名です)
手順
①耐熱容器(ビーカー)にベースオイル、ミツロウ、シアバターを入れ、湯煎で溶かす。ガラス棒で混ぜながら溶かすと◯
(⬇︎上画像を混ぜ合わせて湯煎にかける)
②ミツロウとシアバターが溶けたらすぐに保存容器に移す。
粗熱をとり、お好みで精油を入れてよくかき混ぜる。
※熱過ぎると精油の成分や香りがすぐに飛んでしまいますが、クリームは割とすぐ固まり始めるので注意。
③冷まして完成。
④使用した材料名、作成日がわかるようにネームシールを貼る。
(私はテプラを使用しますが、手書き用のラベルも売っています)
⑤ちなみに使っていくとこんな感じ
■手作りのメリット
・簡単にできる
冒頭でも書きましたが材料さえあれば作るのは簡単です。
混ぜて溶かして固めるだけ。
・分量や香り、効能を自分好みに調整できる
ベースオイルや精油はそれぞれ効能・効果があります。
そのとき自分が欲しい効能を持っているものを体調に合わせて選べます。
私は手を洗うと手の甲がパリッと乾燥するので必ずハンドクリームを塗りますが、市販のハンドクリームについて以下気になっていました。
・分量が多くて使い切るのに時間がかかる。使用期限が気になる。
・少量で販売しているものは割高。頻繁に買うのはちょっと。。
・香りが強い(買わないとどんな香りか分からない)か無香料でも軟膏臭がする。
手作りだと全て自分好みに調整できます。
ミツロウはほのかにハチミツの甘い香りがしますし、手作りだと香りの調整もできます。
また、セサミやアーモンドはサラダ油に似た色ですが、カレンデュラが黄色なので、今回は仕上がりも少し黄色寄りとなりました。
■手作りのデメリット
・あまり日持ちしない
日持ちする目安は1ヶ月程度。
市販品のように防腐剤なんかは入れないし、天然成分使いますからね。
精油の中では柑橘系の保ちが比較的短いです。
私が使用しているミツロウ・ベースオイル・シアバターは特に使用期限は表示されていませんが、あんまり古いと気になりますしね;
まぁでもこういうのは結局は自己判断で、目安を大分すぎても普通に使うので、個人的にはあまり気にしていませんが;
万一、変な香りがしたらアウトです。
今のところ経験なしです。
手作りは自己責任です。
・チューブタイプではない
手軽にチューブからブシュッと出したいところですが、手作りでチューブタイプは作れません。。と思います;
なのでどうしても画像の保存容器から指ですくって使うことになります。
私は慣れましたが、電車やバスで使う時はやっぱりチューブタイプが便利だと思います。
また、常にバッグに入れて持ち歩きたいなら細身のチューブタイプが便利ですが、当該容器だとコロンと丸くてちょっとかさばるかなって感じです。
小ぶりなのでこちらも個人的にはあまり気にならないっちゃならないですけどね;
■今回使用したベースオイルや精油の効果・効能について
・アーモンドオイル
植物の中でも最もビタミンEが含まれており、肌を柔らかくする作用がある。
保湿作用、抗炎症作用も期待できる。
敏感肌や乳幼児にも使用可能。
・セサミオイル(胡麻油)
ゴマ特有の成分であるセサミン、セサモリン、セサモールなどやビタミンEなど抗酸化物質を含むことから、体内の毒素を排出するデトックス効果や、老化防止効果が期待でき、アンチエイジングのためのスキンケアに向いている。
他にも、リマウチや関節痛の緩和などにも有効的。
酸化しにくいため長期保存可能。
・カレンデュラオイル
ビタミンAやフラボノイドなどの成分を含んでおり、傷ついた皮膚や粘膜、血管を修復して保護する働きがある。
肌荒れや日焼け、やけど、炎症や湿しんのある敏感肌に効果的。
その他、肌を引き締める収れん作用もあり、シワやたるみの予防や改善にも役立ち、美肌効果が高い。
・ラベンダー 精油
肌には火傷の治療に有名な精油。肌の再生・炎症の改善効果がある。
その他に、鎮痛・抗菌・安眠作用など、150種類以上の効能が認められている。
(日本のアロエみたいな感覚ですかね。)
・ペパーミント 精油
脳を活性化して覚醒させる作用がある。
爽快感をもたらす作用があり、高熱、喉の腫れ、頭痛、呼吸器系の不調等に効果あり。
他に消化器系にも最も効果的な精油で、消化不良、胃もたれに最適。
また、肌への効果として、日焼け後の肌や皮膚の炎症を抑える効果がある。引き締め作用もあり。
・オレンジ 精油
エネルギーの循環を促す作用があり、リラックス効果がある。(ペパーミントと逆で、副交感神経を優位にしてくれる代表的な精油)
消化器系の不調に効果があり、消化促進、食欲増進、腹痛などに良いと言われている。
また、肌への効果として炎症を抑えたり、保湿効果がある。
⬇︎オイル・精油について参考にしたのはこちら
・アロマの効能一覧|205種類のアロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)紹介 | Timeless Edition
・キャリアオイルガイド~主要37種類の効能や効果などをご紹介~
■まとめ
割と大雑把に書きましたm(__)m
精油の力を借りるということは、自然の力をそのまま借りるということです。
こう言うとなんだか特別なことをしているように聞こえますが、もともと私たちが食べている物、薬なんかも植物に頼っていますよね^^
実はここ数年で手湿疹が頻繁にできては潰れ、傷跡が残り。。を繰り返していますが、
手作りハンドクリームを使うようになってからは、湿疹の出現率が低くなったり、傷跡があまり残らなくなったように思えます。
これはペパーミントやラベンダー、オイルの消炎効果だと思っています。
ちなみに私が精油を知るきっかけとなった先輩♀は肌のアレルギー持ち。
知人が精油でアトピーを治したと聞いて、精油に興味を持ったそうです。
「きっかけ」で触れましたが、精油の香りが認知症治療に効果をもたらせていることもありますしね。
植物の力、おそるべし(*´ー`*)
あ、興味がある方は精油の正しい使用法をご確認の上、ご利用くださいね。
(精油の希釈や計算方法、ハンドクリーム作成中の適温等はこちらに書いてませんので;)
アロマは色んな協会がありますが、私がかじったのはこちらです⬇︎
(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマを知る | 精油とは
テキストあるだけでも日常使用に役立ちますよ^^
(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマの検定・資格 | アロマテラピー検定 | 公式テキスト
最後まで読んでくださってありがとうございました✨